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悩みの種で思い出す。高杉が帰るまでの三日間は三津にとって不安でしかない。
「明日からの三日間……私追い回されますかね……。」
話し合うと決意したから逃げずに向き合うつもりでいるが,多分話は噛み合わず平行線を辿るだろう。
「もう明日から藩邸来るのやめたら?」
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だから叫べば誰かしらが助けに来てくれる藩邸の方が安全だと思う。
「私の三津なのに。どいつもこいつも。」
不満を口にして酒を流し込んだ。
桂は不機嫌な顔をしていたが,“私の”と言われた三津は目尻が下がる。
「そうですね。小五郎さんの私です。高杉さんはどうすれば分かってくれるんでしょうね?」
「晋作だけじゃないよ。稔麿もだし……気になるのは九一だ。」
入江の名が出た瞬間,三津の笑顔が固まった。心臓も一瞬止まってたかもしれない。
「入江さん?何でですか?」
動揺を隠す為お酒を注ぐことで目線を下に向けた。
「何を考えてるか分からない。」
「あー……確かに一番掴み所ないかもしれませんね。」
徳利を持つ手は汗でぐっしょり。滑って落とさないかヒヤヒヤした。
入江が何を考えてるか分からないのは身をもってよく分かった。が,そんな事言えない。
「三津に対しての心境の変化を何となく感じるが稔麿や晋作のような感じではないんだ。かと言って玄瑞のような物でもない。」
『小五郎さん鋭い……。』
その洞察力には恐れ入る。
だがその心境の変化が“都合のいい男になりたい”だとか言うふざけた物を理解出来る人はいないと思う。
「三津は九一をどう思う?」
「え?どう……とは?」
これは試されてるのだろうか?もう既に何かに気付いているのか?
どう答えれば正解なのか。背中に冷や汗をだらだら流して必死に絞り出した結果,
「私は小五郎さんにどう思われてるかしか頭にないですっ!」
勢いの良い返答にぽかんとした桂だったがすぐに笑みを深めて酒を一気に呑み干した。
「それは他を考える隙もない程私の事で頭がいっぱいって事だよね?」
妖しく笑って三津を見れば,自分の発言の意味を理解して顔を真っ赤にしている。口を横一文字に結んで硬直していた。
「ねぇそんなに顔赤くしてるって事は私を煽ってどうなるか分かってるんだね?」何度も経験してこの後の流れは分かっているけど慣れない。
それに昼間も覚悟しとけと脅された。
動けなくなってしまった三津に桂は申し訳なさそうに眉尻を下げた。
「そんなに怯えないで。昼間は悪かったよ。どうしても嫉妬に勝てなかったんだ。三津を怖がらせるつもりなんてなかった。
ただ私だけを見てて欲しかったんだよ。」
もう一杯くれないか?とお猪口を差し出せば,三津は無言で頷いて酒を注いだ。
「なかなか慣れてくれない所も可愛くて好きだよ。」
それを見れば他の男と何もしてないのが分かっていい。
「少し呑まない?」
注いでもらった酒に少しだけ口をつけて残りを差し出した。
目を伏せたまま遠慮がちにいただきますと三津はお猪口を受け取った。
「そうだなぁ……。晋作は馬鹿じゃないし情に厚い。三津が私ではないといけない理由を並べてみるのはどうだろうか。」
急に話を真面目なものに戻されて三津は反応に困りながらも酒を流し込んでそれに答えようとした。
「小五郎さんやないとアカン理由……。」
「えっもしかして無いの?」
三津はとんでもないと激しく首を横に振った。
「小五郎さんやないと駄目ですよ……。でもその理由を言葉にして伝えるのは難しいんです。
どれだけ言葉並べても足りないんです。あの……好き過ぎて言葉じゃ伝えきれなくて……。
もう!恥ずかしいっ!」
改めて言わせないでと自らお酒を注いでぐいっと飲み干した。
「そんなん何で?って聞かれても好きなもんは好きやし私には小五郎さんしかおらんのやもん……。」