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「いやぁ…。あの総ちゃんがねぇ」

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「いやぁ…。あの総ちゃんがねぇ」

「いやぁ。あの総ちゃんがねぇ」

 

考え込んだかと思うと今度は吹き出した。

忙しい人だ。

 

「失礼な人ですね」

沖田は眉を寄せた。

 

「だって~!」

 

ふと美海との会話を思い出した。もしかしたら似ているかもしれない。

 

 

「ああの

 

ここで美海がやっと口を開いた。

「あ!ごめんなさいね!はじめまして。鈴です。あなたは立花さんよね?知ってるわよ。有名だもの~」

 

お鈴はそう言いながらワシワシと美海の頭を触っている。

本当に茶色なのね~なんて言いながら美海の頭を触り続けるお鈴はやはり怖いもの知らずだ。

 

「あ。はぁ。立花美海です」香港顯赫醫學植髮中心 NU/HART - 保證有效、安全、永久、自然、美觀

 

美海は動かせない頭で困ったようにあいさつした。

 

「それにしても」

 

年を思わせないお鈴の顔が美海の目の前にきた。

美海の顔を瞬きもせずに見ている。

 

「ななんですか?」

 

 

 

「見れば見るほど女の子みたいね」

 

 

美海は久しぶりに心臓が跳ねた。

沖田をチラリと見ると片眉をあげている。

 

どうしよう。

 

沖田さんの知り合いっぽいけどこの場合は黙っていた方が良いのだろうか。

 

 

再び沖田を見ると好きにしろというように両手を挙げていた。

 

 

「えっとよく言われます」

 

うん。黙っておこう。

気を抜くのはよくない。

 

「でしょ?だってまつ毛は長いし顔はちっちゃいし、肌綺麗だし総ちゃんみたいにゴツくないもの」

 

「私もゴツくはないですよ」

 

沖田が苦笑いした。

 

「あら。そうかしら。まぁ昔はもやしみたいにほそっこかったけどね」

 

お鈴はフッと笑った。

よく喋る人だ。

「まぁそこ座って」

 

そう言われ、美海と沖田は座敷に座った。

 

 

「土方さんが頼むって言ってくるからどんな人かと思えば総ちゃんでびっくりしたわ」

 

「その様子だと私が来ることは全く知らされていなかったみたいですね」

 

「えぇ全く」

 

お鈴は大きく頷いた。

いつの間にか作っていたお茶を二人の目の前に出す。

こんな日にぴったりの温かいお茶だ。

 

 

「土方さんも年をとったわね。眉間の皺が益々濃くなって」

 

お鈴も座敷に座るとクスクスと笑った。

 

土方さんのことも知ってるのか?

 

「まぁ隊内でずっと吠えてますからね」

沖田もクスクスと笑った。

 

 

「あの、どうして知り合いなんですか?」

 

美海は自分でもおかしな質問の仕方をしたなと思ったのだが伝わったらしい。

 

「総ちゃん昔よく泊まりにきてくれてたのよ」

 

 

「私達がまだ近藤さんの道場にいるころに他流試合をしていたんですが、田舎から出てくると寝所がないでしょ?その時によく使ってたんですよ」

 

 

「なるほど

 

そういうことか。

 

「始め総ちゃんを見たときはびっくりしたわ!10歳だったもの!」

 

沖田さん入門したの9歳じゃなかったっけ?

 

美海の心を読み取ったのか沖田が口を開いた。

 

「私は一年後にはもう他流試合に連れていってもらえたんです」

 

相変わらずこの人は凄かったんだな。

美海は改めて確認させられた。

「でも本当にお鈴さん酷いんですよ。

私だけ毎朝早くに起こされて食事の準備を手伝わされたり、真冬に雑巾掛けさせられたり、とても客人への扱いとは思えませんでした」

 

 

だから早起きなのか。

よくグレなかったな。私ならそんな早朝に起こされたら怒り狂うよ。

 

「大丈夫。立花さんにはそんなことしないからね!」

お鈴はにっこりと笑った。

美海は頭を下げる。

 

 

後ろで何やら沖田が文句を言っていたが何事もないように無視される。

美海は今までの話を想像すると段々沖田が不憫に思えてきた。

 

「そうそう。あれからよくお光さんもいらっしゃったわよ」

 

「姉さんが!?」

 

 

沖田は食いつくように身を乗り出した。

 

姉さん?

 

「沖田さん。お姉さんなんていたんですか?」

 

美海は目を丸くしている。

そんなこと聞いたこともなかった。

 

「えぇ」

 

沖田は頷く。

知らなかった。

 

「なんか暇潰しなんですって」

 

「姉さんがすいません」

沖田は頭を下げた。

 

元気にしているだろうか。

 

ふと脳内には沖田の姉、光の姿が浮かんだ。

 

「いいのよ。今日は疲れているだろうし、また落ち着いたらいろいろ聞かせて。今日は二人とも休みなさい。上に部屋は用意してあるわ」

 

お鈴は今までとは違い、母のような目で二人を見つめた。

 

「お言葉に甘えて」

 

二人は頷くと軋む階段を上がった。

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